希望する転職先が見つかって、「いざ、応募しよう!」と意気込んで最初に躓くことといったら志望動機ではないでしょうか。ほとんどの場合、履歴書を郵送することになるでしょうが、その履歴書に志望動機を書かなくてはなりません。他の項目はスラスラと書けるだけにピタッとペンが止まってしまい、頭を抱える人もいるでしょう。働きたいという意欲はとってもあるのに、それをどう言葉にして伝えればいいのかわからない。そんな時には、なぜその病院を選んだのかをとことん突き詰めてみましょう。まずは、自分の言葉で箇条書きでも構いません。選んだ理由をピックアップしていきましょう。
ピックアップが終わったら、まずは一休みです。コーヒーを飲んだり家事をしたり、一旦志望動機から離れましょう。そうすることによって、ふと理由が追加で思いつくこともあるかもしれません。一度気持がリセットされたら、病院の人事担当になったつもりで読み返してみてください。志望動機は、求職者と人を求める病院とで利害が一致していなければなりません。どんな病院でも、「こんな看護師さんに来てもらいたい」といった理想があります。その理想と自分が一致していることをアピールできれば人事担当者もあなたの履歴書に食いつかずにはいられないでしょう。病院側が求めていることは、求人情報をしっかり読めばなんらかのヒントがあります。また、ホームページをみたり、口コミサイトを見たりと、応募先について徹底的に調べあげましょう。一番のポイントは、一度リセットして相手の立場になって考えることです。
普通、面接など何回も経験することではありません。入室のときのドアの閉め方や着席までの所作など練習しておかなければ面接官に好印象を与えるほどの行動はできないでしょう。また、毎日患者さんと触れ合う機会が多い看護師であっても、緊張する面接の場面でにこやかな笑顔で応対するのは至難の技です。これも面接前の練習が当日の結果に表れるでしょう。
面接官は、印象を大事にしますが、何よりも大事にするのが働きたいという意志と真剣さです。練習してきた面接の態度は必ず相手に伝わります。それが完璧ではなかったとしても練習をしてきたという前向きな姿勢は絶対伝わるものです。練習の仕方は、至って簡単です。家族や恋人などに面接官をやってもらうだけです。面接で聞かれることは皆さんわかっているでしょう。インターネットで調べればすぐに出てきますし、マナーなども図解入りで学ぶことができます。身内の人でも、いざ面接の場面だと設定するだけで緊張したりもします。何度も何度も繰り返し練習することで採用される確立は上がっていくでしょう。